ヤフー、アデランス、理化学研究所など18社・団体が「毛髪診断コンソーシアム」を共同で設立だって!
毛髪に蓄積された健康データによる新しい診断技術と、その活用によるヘルスケア・医療事業の開発を目指して理化学研究所と多彩な企業群がコンソーシアムを結成
“理化学研究所と株式会社オーガンテクノロジーズ、ヤフー株式会社、株式会社アデランスなど、計 18 社の機関が参加して、毛髪診断コンソーシアムを設立いたしました。本コンソーシアムは、毛髪に蓄積される健康指標や疾患指標による新たな非侵襲型診断システムの確立に向け、科学的なエビデンスに基づくビッグデータの構築を目指し、共同研究を開始しました。毛髪を活用した健康計測は、世界に先駆けて、日本発のウェルネスイノベーションとして科学的な指標に基づく国民の健康管理に貢献すると共に、日本の新規産業の発展につながることが期待されます。”
(日経新聞プレスリリース:http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0467392_01.pdf)
この記事には、参画企業・団体が掲載されておりますが…。
- 国立研究開発法人理化学研究所
- 株式会社オーガンテクノロジーズ
- 株式会社アデランス
- ヤフー株式会社
- 株式会社アジュバンコスメジャパン
- 京セラ株式会社
- 株式会社コンピュータ技研
- 株式会社島津製作所
- ダイキン工業株式会社
- 東ソー株式会社
- NEC ソリューションイノベーション株式会社
- 公益財団法人先端医療振興財団
- 三井物産株式会社ほか 2 社(非公開)
- 株式会社アジュバンコスメティック
- 株式会社アデランスメディカルリサーチ
- 京セラオプテック株式会社
そうそうたる企業・団体が…。
(プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000283.000010292.html)
このコンソーシアムの目的、設立意義は、
”毛髪から得る健康データを活用した新しいヘルスケア・医療事業の開発を目指して本コンソーシアムでは、毛髪を対象として、まずは毛髪の形態変化の測定によるヘアケアや、毛髪組成の解析による健康データ、さらには疾患を早期に検出するようなマーカー物質を特定するため、個人の健康や習慣などの情報と毛髪の解析データをもとにビッグデータを構築します。さらに毛髪の根元からの位置を任意に選択することにより、健康データの時期による変動や病気の発症前後のデータを的確に取得すると共に、その改善に向けた取り組みにより、個々人の状態変化の検証を可能とします。”
”本コンソーシアムには、多種、多彩な企業群が参加しています。各社は、本共同開発で得られた技術やビッグデータを活用して、それぞれの事業領域の中で、時に創発しながら事業開発にも取り組みます。ヘアケアや健康維持、病気の予兆をとらえ、生活改善、食生活、サプリメントなどの健康食品などの改善提案をし、その効果を実証できるような社会実装に向けて、測定機器や情報システム、個別健康サービスの開発を進めて社会実装に展開しようと考えています。”
とのこと。
健康データ満載、「毛髪」の秘められた可能性 18法人が集結、「気軽に健康診断」を目指す | 東洋経済オンライン https://t.co/KloKj4vghc @Toyokeizai|「毛髪診断コンソーシアム」
— 会社四季報オンライン (@shikihojp) 2018年1月3日
「毛髪診断コンソーシアム」…(;´∀`) pic.twitter.com/KNvOKe8NVy
— ざら速(ザラ場速報) @ときどき仮想通貨 (@ZARASOKU) 2017年12月27日
プレスリリース系のツイートしかないですね。
しかし…。
ヘアケアの企業としては、アジュバンコスメティクスとアデランスグループぐらいで、あとはシステム系、研究機関…。以前の記事にも書きましたが、美容業界にもビックデータの活用が広がってきておりますが、今回のコンソーシアムは、その道?の専門家が入っている所がかなりポイントかなと…。
2年間かけて約1万人分の髪の毛の分析データを構築するとのこと…。
1万人/(365日×2年)≒13.7人/日…。まぁ、無理ではないかなと思いますし、美容室は約24万件あるわけですから。
でも、髪の採取は簡単ですが、健康データを紐付るのは結構大変な気がするなぁ。
面白い試みですし、ヘアケアから見ると他業界からの参入という事になるので、非常に興味があり、脅威を感じる内容かと…。