ユニリーバ、マーガリン事業等売却し、健康食品やスキンケアなど成長事業に積極投資するってよ!
ユニリーバは、成長事業として、健康食品やスキンケア等の事業に積極投資を行い、有機栽培した原料から作る茶飲料を手がける英パッカハーブスや、韓国の美容品会社カーバーコリアの買収したとのことと。
“ユニリーバは健康食品やスキンケアなど、成長を期待できる事業に積極投資する戦略を打ち出している。9月には有機栽培した原料から作る茶飲料を手がける英パッカハーブスや、韓国の美容品会社カーバーコリアの買収を発表した。”
(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24734210W7A211C1000000/)
(日本経済新聞2017年12月16日)
さて、ユニリーバさん、1885年に設立され、2016年期で売上高約527億ユーロ(136円/ユーロで換算すると約7兆円以上)の大企業で、様々なブランドを取り扱っております。(☆印はユニリーバ・ジャパンで取扱されているブランド)
(Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90 やその他資料より)
- 食品
リプトン:紅茶 ☆
ブルックボンド:紅茶 ☆
ウォールズ・アイスクリーム:アイスクリーム
ポプシクル:アイスクリーム
ベン&ジェリーズ:アイスクリーム ☆
マーマイト:食品
クノール:食品 – ユニリーバに買収される以前に味の素と提携、同社が発売(グループ会社・クノール食品に生産委託) - パーソナルケア用品
Axe(アックス):男性用化粧品 ☆
LUX(ラックス):石鹸をはじめとするトイレタリー ☆
Dove(ダヴ):スキンケア、ヘアケア製品 ☆
モッズ・ヘア:ヘアケア製品 ☆
ポンズ:スキンケア製品 ☆
レセナ:デオドラント製品 ☆
ヴァセリン:スキンケア製品 ☆
ティモテ:ヘアケア製品
シグナル (Signal):歯磨剤
トニーアンドガイ:ヘアケア製品 - ホームケア用品
ジフ:クレンザー ☆
ドメスト(Domestos):除菌クリーナー ☆
この様々な食品、美容ブランドを持っているユニリーバが、さらに成長が期待できる健康食品やスキンケア等の事業に積極投資するとのこと…。
ユニリーバ、事業売却 マーガリンなどKKRに 9100億円:日経https://t.co/LVa1UEBJlS
— 世界四季報(セカ報) (@4ki4) 2017年12月16日
マーガリンの「フローラ」や「ブルーバンド」などのブランドを売却。健康食品やスキンケアなど成長が期待できる事業に積極投資する戦略を打ち出している。 pic.twitter.com/Tl5EuKKtF1
[日本経済新聞]
— 日経 Top (@nikkei_top) 2017年12月16日
ユニリーバ、事業売却 マーガリンなどKKRに 9100億円
(会員限定) https://t.co/sVtBfR7vzG
【約3000億円】ユニリーバ:韓国化粧品カーバーコリアの株式取得で合意-ゴールドマンなどから - Bloomberg https://t.co/ptTxY4PPf4
— 世界四季報(セカ報) (@4ki4) 2017年9月25日
ユニリーバのブランド pic.twitter.com/FvTfWYYzrS
カバーコリアというメーカは存じ上げなかったのですが…。
検索エンジンで調べてみたら以下の解説ページを発見しました。
http://japan.mk.co.kr/view.php?category=30600004&year=2017&idx=7071
”カーバーコリアが他の化粧品企業と区別される部分は、A.H.Cの持つブランド力だ。俳優イ・ボヨン、キム・ヘス、カン・ソラのような国内トップスターはもちろん、海外スターのアン・ハサウェイまでモデルに起用し、しっかりとしたブランドパワーを作り出した。
このようなブランドパワーに加え、カーバーコリアと取引している国内メーカーの開発生産(ODM)企業のコスメクス(COSMAX)や韓国コルマ(KOLMAR KOREA)などに対する魅力が、グローバル企業のユニリーバ社を引き寄せたという分析も出ている。 ”
(MK NEWS: http://japan.mk.co.kr/view.php?category=30600004&year=2017&idx=7071)
「A.H.C」というコスメをツイッターで調べてみると結構出てきました。
[exblog] おひとりソウル その21 リピ決定の韓国コスメ☆AHCのアイクリーム☆ https://t.co/yFXaLOHRNE
— mimi (@mimi_lani33) 2017年1月29日
ブログを更新しました「冬のパリ 保湿コスメは、AHCで☆」 https://t.co/7mY2ZBR7j7
— yomi (@yomiyomi43) 2016年1月28日
ここへ行ってしまったら
— 쿠미☪︎⋆🐰 (@kuu08039393) 2017年11月27日
もう他ではパックを買うことができない!!!!
何店舗と巡らず好きなの選び放題&コスメも激安!!
ここでも爆買いオバサン🛒💰💸
安定のMEDIHEALがどこよりも安い💛
Drjart、LANEIGE、AHC
その他首用&ほうれい線用✨
使うの楽しみ\(^o^)/❥❥#シートパック在庫過多 pic.twitter.com/PbF6u4fW19
ブログを更新しました。 『MASKSHOP購入品コスメ編4 AHC』https://t.co/iej06kMwsd#MASKSHOP#AHC#アメブロ
— わんOne`s (@yum501) 2017年7月12日
アメブロを更新しました。 『韓国コスメ★【AHC】お肌を沈静化してくれる「インテンス スージングバーム」』 #韓国コスメ #韓国https://t.co/o5tfeDO4tj
— sachi (@kogumatopanda28) 2017年5月30日
また、Webページも…。
また、一昨年?の情報で、世界最大のファッション業界大手企業体であるフランスのLVMHも、韓国のクリオという化粧品会社の買収を発表らしい…。
.@LVMH to invest in Korean #cosmetic company Clio. #luxury #korea https://t.co/36Dwa9hgyN pic.twitter.com/ZibrneIYHv
— Luxury Society (@LuxurySociety) 2016年7月15日
韓国コスメは日本でも有名ですが、海外のコスメ関係の展示会に行くと、「うぉぉぉぉ」と言うぐらい韓国メーカのブースがあります。国別でブースエリアが分かれている展示会でも、フランスやドイツなど他の国の所によーく見ると韓国メーカのブースが出展している事があります。ハングリーと言うかなんというか…。
数年前の日経新聞に韓国政府がコスメの輸出を支援するという記事を読んだ気がしたので、調べてみたら…
(ジェトロ:「【韓国】化粧品が輸出モデルに(2015年11月)」)
“化粧品輸出が急伸中。特にアジア向けが急増した。エレクトロニクス製品などの主力品目の輸出停滞が顕在化する中、化粧品が今後の輸出モデルとして期待される。韓流コンテンツの海外普及に注力した政府の支援策も、輸出拡大に寄与した。”
”新商品を矢継ぎ早に開発して販売するという韓国企業のスピード重視の経営スタイルが、はやり廃りの激しい化粧品市場にうまく適合したことも挙げ
られよう。”
”(EUの)8%の輸入関税の撤廃が決まった化粧品に対して、政府は 10 年 11 月、研究開発支援や輸出インフラ(国別の輸出手続き、許認可、安全基準の情報提供など)構築などの支援計画を発表した。業界ではこれも化粧品輸出拡大に寄与したと評価している。”
(2015年11月18日 ジェトロ:「【韓国】化粧品が輸出モデルに(2015年11月)」)
3~5年前の韓国の政策の結果が出てきているということでしょうか。
ちなみに、パッカハーブも調べてみました。
結構、日本でも有名なのね…。知らなんだ…。
パッカハーブのチャイとタイフーティーを調達。最近は紅茶を良く飲んでる。紅茶のカフェインは何故か気にならない。。紅茶は安くて濃くてあんまり渋くなくて紐がついていないのが好き。それはタイフーティー。ミルクティー二杯目。フウウ。
— ganaganaa (@ganaganaa) 2017年1月21日
やっぱり成城石井だと安く買えるなぁ。上野にも成城石井があるのが分かったし、パッカハーブ買いやすくなった♫
— keira (@ki_ra_lii) 2017年3月19日
パッカハーブのリラックスちょーお気に入り🌸
— 🎠ЭммА❤️Bass🍭 (@elli_e_mma) 2016年3月23日
ほのかな甘みと香りがたまらない💟💟
Start your morning with a cup of herbal goodness 👌#SmallPositiveChange #CleanseTea
— Pukka Herbs (@Pukkaherbs) 2018年1月5日
📷: @ maluej pic.twitter.com/hzYsOQkm6n
Pukka has landed at the Granary spa so excited :) @Pukkaherbs @madeforlife_ pic.twitter.com/1dHtUkW8eE
— The Granary Spa (@TheGranarySpa) 2018年1月6日
Is this @Pukkaherbs tea with elderberry, elderflower and one more flavour I don’t recognise anything to do with you @TheEddChina ? pic.twitter.com/LYhGld8J5q
— Nicholas A. Farrow (@NickyboyFarrow) 2018年1月5日
それはそうと…。
海外というかグローバル企業の動向が日本美容業界にどのように影響するのか、韓国企業のようにスピード重視の経営スタイルについて参考にしつつ、同じことを追従してもダメではと思う部分もあります。
ただ、以前記事を掲載した美容の「パーソナライゼーション (personalization) = 個人化」には、ビックデータの収集やAIも必要ですが、化粧品開発・流通のスピードアップも必要ではないかと考えます。
否応なしに、グローバル化、ボーダレス化の時代に突入し、グローバル企業の資本力や韓国企業のスピード経営にどの様に勝つかを考えていかなければなりません…。そのキーワードは、「パーソナライゼーション (personalization) = 個人化」がキーな気がしますね。
あと…。
マーマイトもユニリーバなんですね…。オーストラリアのベジマイトは試したことあるのですが、ちょっとお味がね…w
オーストラリアの友人が「日本でいう味噌汁みたいな位置ののモノだと」と言われました…。
マーマイトのブランドを持っているユニリーバ、すごいですね…。
[…] 今回の資生堂の国内生産拠点の拡充は、先日のユニリーバさんのニュースの様に、化粧品の企画-生産のスピード化を高めるためではないかなと思っています。 […]