【朝一コラム】美容技術と工学1
2012年2月1日 おはようございます。名ばかり専務です。 今日車に乗って思った事を15分ぐらいで書きます。15分と決めないと、半日書いてしまいますので...。毎日とは言いませんが、ぼちぼち書いていきます。 まず始めに、私は美容師ではありません。ですので、好き勝手書いてみます。ご笑納下さるとともに、ご指摘等も頂けると幸いです。 最近、私は美容技術は、「工学」(engineering)と「感性・感情」(sensibility, emotion)の部分に分かれると考えています。「感性・感情」の部分は、いわゆる「この人にはこの髪型が似合う」という直感という部分です。この部分のお話は私には「好き」、「嫌い」ということしかわからないので、後回しにします。 今回は、美容技術は「工学」ではないかという点を書いていきたいと思います。 さて、「工学」とは何でしょうか?ウキペディアによると、 工学(こうがく、engineering) エネルギーや自然の利用を通じて便宜を得る技術一般。 数学と自然科学を基礎とし、ときには人文科学・社会科学の知見を用いて、公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築することを目的とする学問。(「工学における教育プログラムに関する検討委員会」による定義。1998年[2]。後述。) 科学、特に自然科学の知見を利用して、人間の利益となるような技術を開発したり、製品・製法などを発明したりするための事柄を研究する学問の総称である。 2番目の「数学と自然科学を基礎とし、ときには人文科学・社会科学の知見を用いて、公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築することを目的とする学問」なんて、まさしく、美容技術と合致しませんか? 実は、私も落ちこぼれでしたが、ソフトウェア工学なるものを勉強しました。勉強をするにあたり、先生が、「工学とは、簡単に言うと、建築工学や機械工学など、誰がやっても同じように作れる事を体系化することだ。」と仰ってました。つまり、橋を建設するのに、「何となく」これぐらいで良いかなという立て方だと、風や雨、重さなどを換算せずにいつかは壊れてしまう...。そうならないように、このぐらいの影響を受けるとこういう結果になるなどの知識を持って誰が作っても同じようになるような基本的な考えを体系化し、建築物を構築できるようにするということです。 さて、美容技術に考えますと、 「数学と自然科学を基礎とし」 → どのぐらいのテンションを掛けてカットするとか、骨格や毛流、毛量に対するカット手法 「人文科学・社会科学の知見を用いて」 → 現在の流行、ファッション、人の考え 「公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築」 → まさしく 「誰がやっても同じように作れる事を」 → これこそ美容界の目指すべきところではないでしょうか。もちろん技術部分としてですよ。 という事で、ここまで30分となりました。 今日はここまでです。