5月1日:

久しく記事を作成していませんでしたが、三日坊主ではなく、新規事業関連で海外展示会訪問、メーカ訪問で長期出張しており、記事を新規に作成できませんでした。

長期出張の件は、おいおい書くとして…

今回の出張では、個人的に現地の銀行口座を開設しました。今後も新規事業関係で頻繁に現地に訪れるので、

  • 余った現地通貨を保管しておきたい、
  • 為替の変動のリスクを少しでも抑えたい

という程度で開設を考えました。当然ながら、私ひとりでは難しいので、アテンドして頂いた方に同行をお願いしてみました。アテンドしていただいた方と窓口に行き、銀行担当者と話をしました。

最初は、アテンドの方が現地語で通訳していたのですが…
突然、先方担当者が私に向かって「英語はしゃべれますか」と突然聞いてくるではありませんか…。アテンドの人に聞かれて困ることを言うのかなと思いつつ、日常会話に困る程度の英語力ですが、適当に「Yes」と元気に答えてみました。

担当者はネイティブな方ではないですし、こちらは「お客さん」なので、担当者はゆっくり・平易な英語をしゃべっていましたので、なーんとなくはわかりました。でも、「なーんとなく」の程度…。とりあえず現地語通訳もいるので、適当(いいかげん?)に返事をしいつつ、話を進めてみました…。

英語、アテンド通訳の現地語、日本語が飛び交う中、担当者が、「パスポートだけではなく、政府関連から自宅に届いた郵便物を出してくれ、それがなければ口座は開設できないよ」と言うじゃないですが…。当然、そのようなものは持っていない…。しかし、なぜか、印鑑証明がカバンの中に入っていたので、それで交渉…。担当者は、渋い顔をして「ダメ」と返事…。

困った、困ったということで、とりあえず、日本の免許証を出してみる…。「免許証は、日本で一般的な個人証明書だ!日本で銀行口座開設する際にはこれが証明になる」と交渉。免許証番号があり、これが個人IDの代わりになっていることも説明。担当者も悩みながら、免許証の期限を聞いたり、「もう1つ個人を証明するカードはないか」と言うので、とりあえず保険証を出してみる。ちなみに保険証には住所は印字されていない…。

ダメかなぁ、という気持ちに傾き始めた途端に、担当者から「OK! OK!」という返事…。パスポート+印鑑証明+免許証+保険証で良かったのか、パスポート+免許証だけで良かったのかは不明…。なんちゃって英語が10%で、ほとんどはアテンドの人の現地語で交渉…。

あとは、担当者から英語で職業、職種、学歴、月収、口座種類等を聞かれて終了…。暗証番号を含んだ口座開設資料は、直接日本へ送付を手配。クレジットカードは、国内しか送付できないということなので、アテンドの人に送付してもらい、日本に転送してもらうように手配しました。その後、窓口に行き、最低預金額を現地通貨で入金し、無事終了しました。

 

で…。
現地に到着した当日に口座開設を思いつき、行き当たりばったりで口座開設をしたのですが…。あとでインターネットで調べて分かったことですが…。

  • 海外での口座開設は、ツアーや代行業務が存在するほどのものらしい。(怪しさを感じるWebページもありましたが…)
  • カタコトでも英会話できないと口座開設を拒否される。(最近になって厳しくなったらしい)
  • パスポートの認証があったほうが良いらしい。認証とは、認証者(弁護士、公認会計士、行政書士等の国家資格保有者)がパスポートの真実性を証明する仕組みとのこと…。ただ、認証があった方がいいという程度?とのことらしい…。
  • 通常、光熱費等の請求書の郵便物や国際免許証で住所証明をするらしい。日本の免許証で証明した事例はネットで見つけられませんでした…。(訂正09年5月4日:後で調べた結果、日本の免許証で送った事例がありました。)
  • 紹介者がいる方が良いらしい

今回、英語があまり通じなかったので、凹んでいましたが、どうも「カタコト」レベルはクリアしていたらしい。ポイントとしては、英語で相手の話を聞き、英語で答える「努力」が必要らしいです。また、アテンドの人が銀行の優良顧客だったらしく、紹介者としても「◎」だった模様…。(私が担当者と話をしている際に、他の銀行担当者が色々と笑顔でアテンドの人に声をかけていた等)

 結論としては…、「努力」と「広い交友関係」(アテンドの人とか)が重要といいましょうか…。英会話の「努力」、日本語の免許証で押し通した交渉「努力」といったところでしょうか…。

それはさておき、英語と現地語を勉強しようと決意した一日でした…。