リクルートさんが、「来るスマ美容師」が2018年のトレンドになるって

株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)は、美容、アルバイト・パート、人材派遣、社会人学習、人材マネジメント、飲食、婚活、住まいの8領域における2018年のトレンド予測とトレンドを表すキーワードを発表いたしました。

その中で、美容領域のトレントは…。

来るスマ美容師

”2018年は介護保険制度改正、介護報酬改定の年であり、高齢者向けの美容・健康など、関連サービスにも新しい動きが予想されている。美容業界においてはサロン数が増え続け、人口減少とともに競争が激化。また若手美容師の働く意義や、ママ美容師の働き方が多様化するなど変化もでてきている。そのようななかで、美容室に行くのが困難な高齢者のもとへ「スマイルを届けに来てくれる美容師」が増加の兆し。”

美容・人材派遣・飲食・住まいなど8領域の新たな兆し 2018年のトレンド予測を発表
http://www.recruit.jp/news_data/release/2017/1212_17778.html

Screenshot of www.recruit.jp

「美容・人材派遣・飲食・住まいなど8領域の新たな兆し 2018年のトレンド予測を発表」

詳しくは、リンクを見てくださいね。

業界でも実際、訪問美容については、昨年の地元の美容衛生同業組合の賀詞交歓会でも訪問美容お話がありましたし、訪問介護用の移動シャンプー台や自宅でカットしても良いようなシートなどの商品紹介がメーカからあります。

業界的には、「訪問美容」という言い方のほうが多い気がしますね。

美しくなることは、高齢者にとってもQoL(Quality of Life=生活の質)にも良いという研究があります。

”資生堂は、高齢者施設向けに化粧行為を楽しみながら行ない QOL(Quality of Life=生活の質)を高める「化粧療法プログラム(お化粧教室)」を独自に開発し、2011 年 4 月より首都圏で有償展開しています。この化粧療法プログラムについては、脳科学研究により認知症の程度を軽減させることや、心理学的研究により心や行動が明るく前向きなることなど、科学根拠にもとづく有効性を明らかにしています。 ”
「資生堂、継続的な化粧行為が高齢者の日常生活動作を向上させることを実証」
(http://www.shiseidogroup.jp/releimg/1956-j.pdf

個人的に、訪問美容師=来るスマ美容師は今後の日本社会では非常に重要と考えます、しかし、このビジネスで重要なのは、行政の支援を頼るのではなく、訪問美容がビジネスとして成り立つ形をどのように形成するかが重要かと思います。

私は、実は、福祉用具専門相談員という資格を持っておりいます…。
介護保険元年の時に勤めていた企業のグループ会社が介護事業に進出する際にどさくさにまぎれて資格を取らさせてもらいました。
介護事業は、行政の補助金をもとに事業が成り立っておりましたが、行政の方針や補助金の制度が変わるたびに、経営が非常に難しくなったと聞いております。

実際に、介護施設への訪問カットについても、金銭面や衛生面からカットの場所など非常に難しいと聞いたことがあります。

ポータの競争の戦略ではないですが、訪問美容師=来るスマ美容師が、「コストリーダーシップ戦略」、「差別化戦略」、「集中戦略」のどの戦略で方針を立てるかが重要と考えます。絶対に「コストリーダーシップ戦略」は違うだろうなと思っています。

実際に、非常に高単価で訪問美容を行っている美容師さんを知っております。

あと…。

カット、カラーだけでなく、パーマ、特に、化粧(コスメ)が重要なキーであると感じますね。
お肌をお手入れする化粧水や美容液、年代に合った化粧方法なども重要ですね。

以前、親戚のバー様がフェイシャル後に美容室で化粧してもらったのですが、今どきの子の化粧をされてしまい、顔を隠して帰ったという話も聞きました。年相応の化粧って重要かと…。

なにはともあれ、お客様にとっては当然ですが、美容師さんにとっても「訪問美容=来るスマ美容」が良い方向に進めるとイイですね。
弊社も流通として応援できるようにしていきます!