ヘナとハーブで、ヘアトリートメント&カラーで30年。
ジャパンヘナ社の商品の御紹介となります。
ヘナの歴史はメヘンディ(ボディ・ペイント)の歴史からはじまっているようです。5000年以上前から、ヒンドゥー教徒の女性たちの間では、ヘナによるボディ・ペイントが施されていたといいます。その習わしは現代まで連綿と受け継がれ、冠婚葬祭のときには幸福を招く紋様や厄除けの紋様といった宗教的ペイントを手足に描いています。クレオパトラの爪にも塗られていたという説もあります。
毛髪の染色やトリートメントという用途も、約5000年のヘナの葉ヘナは有機栽培され、収穫は主に9月・11月の年2回歴史があります。また、史実に裏打ちされた伝承医学(アーユルヴェーダ)の薬用という用途もペイントや染料と並んで
盛んだったようです。
ジャパンヘナが手にするヘナ製品は、南アジアや中東諸国に生育する『HENNA』の葉を乾燥させて粉末にしたもので、日本名では『ミソハギ科指甲花(シコウカ)」といいます。ミソハギ科指甲花は雑草に類するほど丈夫な潅木で、放っておけば3~6メートルに達し、白い花を咲かせ、セネガルやネパール、イギリスでは垣根として利用されたり、芳香を伴うことから、香水のオイルとして採取されたりしています。
ヘナが染色やトリートメントに有効な化学的な根拠をみてみると、ヘナの葉の主成分である『LAWSONIA(ローソニア)』に染色の元となる橙色色素が含まれ、酸性溶液中で毛髪の主成分であるケラチンに絡みつく性質があるために染色効果が生まれます。
トリートメント効果については、ヘナがタンパク質と結合する際に毛表皮に絡み付くように薄い被膜を形成することで効果が生まれています。キューティクルを保護し、髪にハリ、コシ、ツヤを与え、紫外線による毛髪へのダメージも防ぐことができます。さらに、ポリフェノールやビタミン類などが頭皮に対してケア効果を高めています。
近年、日本の食生活は動物性脂肪分の多いものに劇的に変わりました。そのため体質、体調、肌の状態も変わってきています。食生活をはじめとす
る人間本来の営みだったはずのスローライフ、オーガニック(無農薬)、ナチュラル志向など、改めて注目されるのは不自然なことなのですが、健康な生活を求める人にとって、5000年以上の歴史を経てもなお人間の生活の中で活かされてきたヘナは注目に値するものです。その悠久の時を想いながら、太古からの知恵を用いてみてください。